無理に呼吸するために音が出る

いびきとは、空気の通り道。気道、正確に言うと上気道が狭くなっているところ。無理に呼吸するために音が出るのです。つまり口笛を吹くとき、口の先を細くしないと、口笛はふけませんよね。気道が狭いところに空気が通るので音がするということです。
日中生活している中で、いびきのような呼吸音を出している人はいませんよね。つまりいびきとは「眠っているときにだけ起こす異質な呼吸音」といえるのです。
ではなぜ睡眠中にだけ空気の通り道、気道が狭くなるのでしょうか?
眠るときはみなさん横になって、特に仰向けになる方が多いですよね。そうすると重力の影響で軟口蓋(のどの奥)や舌根(舌の奥)が下へ沈み込んでしまい、空気の通り道である気道を狭くしてしまうということです。ということは、仰向けの寝姿ではなく、横向き睡眠、うつぶせ寝にすれば、いびき音を軽減するという事が言えるのであります。

若い人と高齢者を比べますと、加齢によって喉や首まわりの筋肉が落ち込み、沈みやすくなりますので、いびき音は年齢と共に増えるということです。またアルコールを飲むといびきが増えるのも、喉や舌の筋肉がゆるんで沈んでしまうからであります。
また、鼻がつまりやすくいびきをかく事もあります。だいたい日中より眠っている間は鼻がつまりやすくなるものです。これにより、抵抗が多くなりいびきをかきやすくなるものです。鼻がつまれば当然口で呼吸しようとするので、口呼吸をしている方がたくさんいらっしゃいます。口呼吸は、鼻で呼吸するよりも気道が狭くなり、いびきをかきやすくなるのです。